中学生小説

思い付きで書いていきます。構想練ったりしていないのでコロコロ書き換えます。ご了承下さい。コメントでアドバイスくれたら嬉しいです。

小説

ネカトイア 最終章 地獄

「じゃあ明日は大学に行くよ」と言うと、ひろは悲しそうに言った。「今さら合わす顔がないよ」ひろは元カノと寄りを戻した方が幸せなんだ。 『これでいいんだ』と私は自分自身に言い聞かせた。 その日は眠れなかった。次の日、朝起きて私達は大学に向かった…

ネカトイア 第8章 別れ

誰かと寝たのなんていつぶりだろうか。 ひろの寝顔は以外に可愛いかった。「ねえ、起きて、早く起きて」そう言って、ひろを起こそうとするがなかなか起きない。「早く起きろ」と顔を叩くと起きた。 ちょっと強く叩きすぎたかなと心配になった。「早く用意し…

ネカトイア 第7章 幸せ

クリスマスだし、一人で歩いている男は全然いないなと思っていると私は一人の男を見つけた。 見た目は少し年上、髪の毛はぼさぼさでヨレヨレのスーツ、下ばかりを向いて歩いている。 給料を貰ったばかりなのか、札束の入った封筒を握りしめている。 あまりお…

ネカトイア 第6章 始まり

私の名前は【なぎ】、病室の花瓶には綺麗なマーガレットが活けられている。 私はもう死ぬだろう、これでも長く生きられた方だが、後悔しかない。 もしもあの時に戻れるのならと何度思った事だろうか。死ぬならあの人と出会った場所でと思い。 私は最後の力を…

ネカトイア 第5章 逆転

僕は耳を疑ったが、さきの顔は真剣だ。「じゃあ明日は大学に行くよ」突然なにを言い出すんだ。元カノには別れを告げたんだ。 僕はさきが好きなんだ。そう思っていると、「言うこと聞く約束でしょ!」僕は逆らえなかった。 さきの言うことには逆らえないし、…

ネカトイア 第4章 天国

「ねえ、起きて、早く起きて」目を開くと、僕の事を美少女が必死に起こしている。これは現実なのだろうか。「早く起きろ」そう言ってさきに顔を叩かれた。少し痛い、やはり夢ではなかったみたいだ。机の上には現金が置いたままだ。未だに信じられない。「早…

ネカトイア 第3章 出会い

クリスマスで夜の街は普段より賑やかでキラキラしている。 一人で歩いているのは僕くらいで、周りのカップルは皆幸せそうだ。 僕はなんでもない存在、僕が死んでも誰も何とも思わないんだろうな。ニュースにはなるのかな。 そんな事を考えているうちにお店に…

ネカトイア 第2章 不幸

それから1ヶ月間は普通に大学に行き、前よりバイトに入るようになり、たまに彼女とデートをしたり、平凡な日々を過ごしていたが、再び二人に呼び出された。 僕は前回払えなかった七万円を持っていった。 そして二人に会うと、「久しぶり」 「早速で悪いけど…

ネカトイア 第1章 終わり

俺の名前は【らい】、今では誰もが羨む有名人。 あの大企業の社長で女優の彼女と最高級タワーマンションの最上階で暮らしている誰もが羨む幸せ者の成功者。クリスマスの夜、俺はライラックの香りの香水を身に付け夜の街へと足を運んだ。 ~5年前~ 「成人式…